獨協医科大学病院総合診療科とは

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獨協医科大学病院総合診療科とは

獨協医科大学 総合診療医学·総合診療科とは

獨協医科大学病院は日本有数のベッド数(1195床)やドクターヘリやPETセンターをはじめとした高次機能を誇る大学病院でありつつも、市中病院のように多彩な急性期・慢性期ケースも多数受け入れる、地域医療の前線に立つ「臨床の大学病院」です。このようなハード面での特徴に加え、国際ガイドライン作成など含め各領域を世界的にリードする臨床のスペシャリストらが多数集結する当院の背景を武器に、多領域の第一線の医師らからも考えを直接聞き学ぶことができるなど、科の垣根なく縦横に臨床・教育の重厚な連携にアクセスの良いことが、当院のソフト面での大きな特徴といえます。
このような中、高齢化・多様化した健康問題を抱える地域の皆様の健康を包括的、俯瞰的に専門的ケアするコアとなる部門として獨協医科大学病院総合診療科(獨協総診)は2016年4月にスタート致しました。総合診療科の臨床での活躍の場は病棟、外来、救急外来であり、大学病院の総合診療科としてより病院側の総合診療科のフレーバーを持っています。総合診療科の大学病院における専門性としては、上記英語名称で謳われているように、Diagnostic Medicine(診断医学)の部分が多く、診断困難例のコンサルテーションを院内外からお受けするチームを実装しています(D3M: Dokkyo Division of Diagnostic Medicine)。そのほか、大学内だけでなく地域の医療システムの中での役割を果たすべく、栃木スパイダーネットプロジェクト(下記)という、地域医療の中でのPatient centered careの構成員を担うような構想も計画しています。

獨協総診のもう一つの顔として、院内における総合診療の教育センターの顔があります。具体的な対象は、スタッフレベル、後期研修医レベル、初期研修医レベル、そして学生レベルに対象を分け、それぞれのレベルに対応した教育プログラムを組んでいます。
スタッフレベルの訓練の場(OSLERプログラム)は、卒後5年目以降のホスピタリスト・ジェネラリストのスタッフを目指す先生方にとって、どのように自身の生涯教育を行っていけばよいかのモデルを提供しています。総合診療領域はスタッフレベルになるとどうしても研修医らへの教育が主眼になりがちですが、スタッフもこれからさらに成長していく自身への教育的投資が必要です。そのため獨協総診スタッフチームでは、日々現場やカンファレンス、ITクラウドシステムの共有などを通してチーム内でスタッフレベルでの訓練・養成のプログラムをスタートさせました。
後期研修レベルの訓練の 場(DRAGONプログラム)は、今後総合診療を病院側メインで行う内科系の総合診療医(総合内科医)、また家庭医療側メインで行う家庭医療系の総合診療医(いわゆる総合診療医)のどちらにも対応しています。将来的な専門医制度の過渡期にある現在、病院側の総合診療医としての訓練を主軸に、家庭医療のエッセンスも取り入れつつバランスの良い研修環境を提供します。
初期研修レベルの訓練の場(GRIFFINプログラム)としてもセンターの果たす役割は大きいです。コモンからレア、超急性から慢性までバラエティに富んだ臨床経験を積むことができるアカデミックな臨床病院のなかで弱点とされるジェネラル的要素の教育を、2年一貫のプログラムでしっかり教育します。もちろん総合診療科もローテート先としてローテート可能であり、その場合は更に重点的なジェネラル教育を受けることができます。
また、2018年度から大学院が始まりました。学位を取ってアカデミックキャリアにも備えたい方に、総合診療の大学院がサポートします。私達の講座は、診断戦略学を中心に総合診療関連の臨床研究・論文・学会発表を行っていきます。

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