ご挨拶
今日は私達、獨協医科大学総合診療科(獨協総診)のホームページにお越しくださりありがとうございます。このホームページは、獨協総診を未来の職場として関心を持ってくださるあなたのためにチームの皆で作りました。ぜひ楽しんでいってください。このコーナーではリーダーの志水から見た獨協総診のご紹介をします。
■臨床
獨協医科大学病院は高次機能を誇る1000床クラスの大学病院でありつつも、市中病院のように多彩な急性期・慢性期ケースも多数受け入れる、地域医療の前線に立つ「臨床の大学病院」です。そのような抜群の臨床環境のもと、総合診療科はその一翼を担っています。総合診療科の主な担当は、急な症状で来られた患者さん全般、診断が判らない急性から慢性の患者さん、感染性心内膜炎や細胞内起因菌などの全身に跨る感染症の患者さんなどが対象で、救急外来、一般外来、病棟が主なフィールドです。
■教育
獨協総診の教育は「どこに出ても全身を横断的に診て、患者さんが安全かつ質の高い診療をきちんと受けられる医療を提供できる」総合診療医の育成を行っています。臨床医の場合、究極的に最後はこの臨床能力が自分のキャリアを支える柱となります。どのような場所で働いても、ブランクがあっても、働き方を変えても、目の前の患者さんを危険な状態から守り、難解で複雑な問題に最適解を見つけ、継続性のあるケアが成立する手助けができるという安定感を患者さんに提供できる、そんな医師を獨協総診は育成します。それには単に豊富な知識だけではなく、柔軟な思考能力、コミュニケーション能力、共感力、リーダーシップ、レジリエンスや交渉力など様々な能力が必要で、それらを臨床現場で多面的に鍛えることができるのが獨協総診の最大の強みです。そのために、知識伝授型の教育よりも振り返りの時間を最大限に確保することで若手医師の様々なニーズに応えることができますし、「どう考えるべきか」「次に何をすべきか」などの能動的な知識の運用や知恵を身に着けることもできます。それをバックアップする層の厚い指導医人が獨協には在籍しています。また臨床環境としても、大学病院に勤務しながら外勤は市中病院や在宅医療まで幅広い経験も積むことができますので、あなたの臨床経験値を最大化することに役立つと思います。
■研究
獨協総診の強みは臨床と教育だけではありません。2018年に講座化を行い、研究では診断やAIの研究で名実ともに世界をリードするチームに成長し、医局員が関わるpeer reviewの英語論文はコンスタントに年間50本を超えるアウトプットを出しています。学会発表も多彩で、国内では日本内科学会、日本病院総合診療医学会、日本プライマリ・ケア連合学会がメインフィールドであり、海外ではDEX、ACP、SHM、SGIM、AMEEなどの総合診療・医学教育の学会での発表など多彩です。いわゆる書籍や商業誌、オンライン講演も多数ご依頼をお受けし、こちらもコンスタントに獨協メンバーの名前が出ることが多いと思います。もちろんあなたがメンバーになれば、そのチャンスは沢山得られると思います。
■最高度のQOLを目指して
このように聞くと日々の業務はとても大変そうでハードに聞こえるかもしれませんが、働き方改革に合わせた柔軟な運用を行っています。知識ベースの共有などは全てオンライン化、そして心理的安全性を担保するために外来も救急も病棟も、さらには外勤まで屋根瓦性を徹底しています。さらに、オンオフは完全にはっきりで休日に呼ばれる心配はゼロ、当直明けは帰宅はもちろん、育休産休なども当然取れ、4週8休で平日お休みも可能、給与も大学病院だからと心配することはない程度です。
■キャリアの相談
総合診療のキャリアが不安という言葉は、私たちにとってはもう古いものになっています。獨協総診に入られた後は定期的・定常的な振り返りやメンタリングをもとにそれぞれが自分が目指すべき方向性を見つけ、それぞれの方向に向かって皆進んでいっています。もちろん腎性なので適宜軌道修正が必要な時があるかもしれませんが、そこは医局メンバーとしていつでもサポートできるので、それは医局メンバーとしての安心感につながると思います。そのような“壁打ち”ができるサポート体制も獨協総診の魅力だと思います。
■まとめ
いかがでしたでしょうか。獨協総診は日本の総合診療をリードする一角として、このように、総合診療にあこがれる後輩たちを安全かつ最大限に延ばす環境で受け入れる環境を整えています。研修やトレーニング、日常臨床やキャリアに関する不安要素を最小限に抑える努力をしつつ、夢を持ったあなたの加入を、私達は心からお待ちしています。